Werra Mat Carl Zeiss Jena 50/2.8 です。しばらく前にヤフオクで購入し、たびたび使用しておりました。合理的な形状で気軽に日常を撮りやすく、街でもあまり見かけることのないカメラで所有欲も満たしてくれます。werraの中でもおそらく最終型?となっており、機能は洗練されています。フィルム巻き上げの爪が破損しているジャンク品を購入し、ネジにて修理して使用しておりました。(写真9参照)使用している間は特に不具合はありませんでした。レンズがレンズなだけに、非常にパリッと映るカメラで、スナップが楽しいカメラでした。レンズは若干曇っていますが、私は特に気になったことはありません。巻き上げ機構が独特で、レンズ部の一番ボディ側の黒いリングを回します。カメラを構えたそのままのポーズでシャッターチャージができます。チャージはやや重いですが、これが正しいのか不調なのかはわかりません。わたくしはこのまま使用できておりました。シャッタースピードと絞りの調整リングを同時に掴めば、プログラムシフトのように扱えます。ピント合わせは二重像合致式、と言うよりは中央部はもはや二重像にはなっておらず、中央部分のみ別の部分を覗いているような写り方となっています。そのため非常に視認性が良く、手早くピント合わせを行うことができます。露出計はCdS?で、明かりに反応して電力を得るため、電池は不要です。独特な形状のレンズカバーは、逆さにつけることでレンズフードになります。(写真2 参照)レンズシャッターにも関わらず交換レンズがあるようです。全体的に合理的な形状で、メンテナンスも特に気にかける必要がなく、手軽に持ち出せるカメラかと思います。その他不明点などございましたらコメントください。